専門薬剤師養成部抗菌化学療法・感染制御専門薬剤師養成小委員会

MRSA、VRE、MDRPの院内感染が象徴するように、耐性菌の出現・蔓延化は、感染症の難治化ばかりでなく医療経済をも圧迫し、抗菌薬が世に出現して以来、常に共存し続けてきた問題であったことは言うまでもありません。

感染症領域は、消毒剤の適正使用や抗菌薬の適正使用において薬に関わる問題が多くあり、世界的に進行する耐性菌問題も含め、院内感染防止とAntimicrobial Stewardship(抗菌薬適正使用支援)、PK-PD理論の実践、TDMなどは薬剤師が関わるべき必須業務となっています。

当委員会では、抗菌化学療法・感染制御専門薬剤師養成研究会として、毎年、基礎コースとアドバンスコースの2つのコース、半日講習会「基本を学ぼう!感染制御と感染症治療」を企画しています。

基礎コースは、感染症の病原体や感受性データの読み方、抗菌薬選択法、抗菌薬のPK-PDと投与設計、消毒薬の適正使用と感染制御など、感染症治療に関わる薬剤師業務全般を半日で年6回のコースとなっており、アドバンスコースは、基礎コースで学べない主要な感染症治療について学ぶ年3回のコースです。いずれも年度初めに各60名程度の薬剤師を都病薬会員から募集しています。

講習会は1名の医師に1~2時間程度の講演、その後、引き続き同医師による症例提示と当研究会委員を中心にスモールグループディスカッションが2時間程度行われます。

コース研修では教育講演並びにワークショップに確認テストを組み合わせる形式で少人数の参加型をとっていますが、より多くの方に参加して頂けるよう、座学と確認テストを行う半日講習会も企画しています。

いずれのコースも講師は感染症治療・感染制御等の関連学会の第一線で活躍されている医師、薬剤師、微生物学等の専門家を予定しており、一部、学会関連の認定・更新の単位にもなる内容で実施していますので、是非、ご参加ください。

(専門薬剤師養成部抗菌化学療法・感染制御専門薬剤師養成小委員会 委員長 木村 利美)