部会・委員会
専門薬剤師養成部がん薬物療法専門薬剤師養成小委員会
がん薬物療法専門薬剤師養成研究会は、Basic Class 48名、Advanced Class 32名を定員として、
(1)消化器がん(大腸がん又は胃がん)、(2)乳がん、(3)血液がん、(4)肺がん、
をテーマとして年4回シリーズでWeb研究会を開講しています。
毎回、疫学、臨床症状、治療ストラテジー、薬学的介入ポイントなどの座学と理解度テスト、及び委員をチューターとしたグループワークを行います。
グループワークで扱う課題症例は研究会1か月前に提示しますので、それぞれ事前学習をしてもらいます。
研究会当日は、医師講義の後に活発なディスカッションが行われます(Zoom環境の設定が必要です)。
毎年定員を上回る多くの会員からの応募があり、抽選にて受講生が決定するため、本研究会では、抽選に外れた会員や全ての会員に対して、医師の特別講義を公聴できる「聴講生制」の受付もおこなっております。
本研究会の1年間のエッセンスを還元することを目的に、年度末に公開講座~症例形式を取り入れた副作用評価とマネジメント~を開催していましたが、新型コロナウイルス感染症が落ち着くまで休止をしています。
◆Basic Class
主要がん種のがん薬物療法の基礎を学びます。
講義と課題症例に対するグループワークを通して、がん薬物療法の標準療法と薬剤師の介入ポイントを理解することを目的とします。段階的に問題解決型学習の行動目標(SBOs)を設定しております。
形成的評価目標:主要がん種の標準治療と薬剤師の介入ポイントを理解する ・がんの疫学について理解できる ・がんの臨床症状について理解できる ・がんの病期診断について理解できる ・病期ごとの治療法選択について理解できる ・がん診療ガイドラインを理解している |
◆Advanced Class
すでに、本研究会のBasic Classを受講された会員、またはがん専門薬剤師・がん薬物療法認定薬剤師資格取得者を対象とした研究会です。患者の全身管理や臨床上の複雑な病態や合併症を有する症例の対策について薬学的視点と介入ポイント等について、ディスカッションを通してスキルアップを図ることを目的とします。
目標:がん患者のアセスメントとマネージメントができるようになる ・患者の訴え、病歴、身体所見、バイタルサインを探り、適切に評価できる ・抗がん剤治療前、治療中の患者における肝腎機能を評価し、適切なマネージメントができる ・がん患者のemergencyに気づき、医師・看護師に報告、薬剤の処方設計(中止、提案)をすることができる ・自施設において、がん領域に関連するがんのガイドライン以外の適切な情報を取得し、解釈することができる |
(専門薬剤師養成部がん薬物療法専門薬剤師養成小委員会 委員長 濱敏弘)
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